ホストの小計100%バックの仕組みを解説

ホストの小計100%バックの仕組みを解説

ホストの給料は歩合が基本です。
頑張れば頑張っただけ天井知らずで給料が増えるいかにもホストらしい給料システムです。
その中でも特に稼げると話題なのが「小計100%バック」。

日給どころか、時給100万円も夢じゃないこの給料システムを解説します。

ホストクラブ
給与・報酬
更新日:2025.05.23

歩合給について

歩合給制度とは

まずは話の基本となる歩合給について簡単に説明します。

歩合給とは成果に応じて給料額が変動するシステムです。
多くのホストクラブでホストの給料システムとして導入されています。
ホストクラブにおける成果とはズバリ、売上(額)のことです。

歩合給に関する詳細は別途特集記事がありますのでそちらを参考にしてください。
※下記の特集にはこの特集記事内で触れていることが他にも様々記述されています。

小計&小計100%バックとは

小計&小計100%バックとは

小計とは歩合給の計算の元となる売上の分類の1つです。
お客様が注文したお酒・ドリンク代とテーブルチャージ代、指名料などが含まれます。
※指名料を小計に含めないホストクラブもあります。

小計を元に歩合給を計算する例です。
売上(小計):100万
バック率:60%

ならば、ホストの歩合給は60万円になります。
残りはホストクラブ側の取り分です。

では、この特集のテーマである小計バック100%の場合はと言うと…
売上(小計):100万
バック率:100%

ホストの歩合給は100万円になります。
ホストクラブならばこの100万円を1本のお酒で達成することもできます。
時給100万も夢ではありません。
ところで、この場合はバック率60%の時と違って残りの金額がありません。
ホストクラブ側の取り分はなし…?
真相は次の段落に続きます。

小計100%バックはなぜ成立する?

小計100%バックはなぜ成立する?

小計100%バックでは先ほどの例で示した通り、お客様が注文したお酒・ドリンク代やテーブルチャージ代がそのままホストの給料になります。
ホストにとっては最高の給料システムですが、ホストクラブ側には金銭的なメリットが見当たりません。
破綻しているように見えるこの給料システムが成立する鍵となるのは売上のもう1つの分類である「総計」です。

お客様が支払うのは小計ではなく、総計の額

小計について説明した時に、お客様が支払う金額はあたかも小計が全てのように記述しましたが、実際は異なります。
お客様は小計額にTAX(タックス)と呼ばれる税やサービス料を加算された「総計」の額を支払います。

ホストクラブは小計100%バックしても総計との差分の利益を得ている

つまり、小計100%バックで小計額をそのままホストの給料にしても、ホストクラブ側はTAXやサービス料の分を利益としてちゃんと確保できているわけです。
ちなみに、TAXやサービス料は各店で異なりますが大よそ20%~40%分が加算されます。
前段の小計100万円の例だと、実際にお客様が支払う金額は120万~140万となり、ホストクラブ側はホストに100万のお金を渡しても20万~40万の利益があるわけです。

ホストにとって最大級に優遇された給料システム

ホストクラブ側にも利益があるとは言え、明らかに通常の歩合率に比べれば減っています。
ホスト側がかなり優遇されている事実は変わりません。
そのため、小計100%バックは期間限定であったり、一定の資格を持つホストにしか適用されないことが多いです。

小計100%バックはどんな人にオススメ?

小計100%バックはどんな人にオススメ?

小計100バックの特典は選択式の場合もあります。
メリットが大きい給料システムですが、誰でもそれを活用できるとは限りません。
以下に小計100%バックをオススメしたい方の2パターンを紹介します。

すでに指名客がいるホスト経験者・他店からの移籍者

もっとも小計100%バックを活用して利益を得ることが出来るのはこの人たちです。
売上を増やす最大のハードルである指名客の確保がすでに出来ているので後はお客様をお店に呼ぶだけです。
元々のお店と同じだけの売上であっても歩合率の違いから40%~50%ほど手に入る給料額が増えるでしょう。
※以前のお店の歩合率と100%との差分だけ増える

下記で紹介している小計100%バックの特典の多くが経験者・移籍者向けなのもそのためです。
一部のお店ではこの特典自体を一種の「移籍金」扱いにしている場合もあります。

自信のあるホスト未経験者・新人ホスト

ホストとしての能力・センスに秀でていると自信がある方ならばホスト未経験・新人ホストであっても小計100%バックを選択するのも良いでしょう。
ハードルは高いですが、上手く行けば多くの新人ホストが固定給である「最低保証給」に甘んじているなか、はるかに高い給料を得ることができます。

その他、お店側はホスト未経験者や新人ホストに対しての小計100%バックの期間をその難易度から長めに設定していることが多いのでチャンスが広がります。

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    編集部コメント
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      最大(日)20,000
    • 入店祝い金
      5万円~
    小計100%の対象者
    経験者
    バック率の詳細
    小計100%バック
    編集部コメント
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    • 入店祝い金
      要確認
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    すべてはあなた次第。
九州・沖縄

まとめ

ホストの給料システムの中でも特に変わった「小計100%バック」についてまとめました。
ホストクラブ側が利益を減らしてまで働くホストに高額の給料を手に入れられるように配慮した究極の特典・待遇です。

基本的にはホスト経験者・他店からの移籍者など売上確保が簡単な人たちが対象ですが、
頑張り次第では未経験者や新人ホストでも大きく稼げるチャンスがあります。
カリスマホストの資質があると自信がある方はぜひチャレンジしてみて下さい。

自信が無い方は通常の給料システムを導入しているお店を選びましょう。

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