ホストのテーブルマナー

ホストのテーブルマナー

ホストにとってテーブルマナーとは、仕事をするうえで絶対に身に付けなければならない必須スキルです。
一般的なマナーはもちろん、ホストならではの特殊なテーブルマナーも存在します。
お客様をおもてなしするために必要なホストクラブのテーブルマナーについて紹介します。

ホスト
ノウハウ
更新日:2025.10.08

ホストクラブの基本テーブルマナー

ホストが接客中に気をつけるべきテーブルマナーについてひとつずつ紹介していきます。

おしぼりのマナー

おしぼりのイメージ画像

接客中におしぼりが活躍する場面は非常に多いです。

お客様が最初にテーブルに着いた際に手渡すだけでなく、以下のような様々なシーンで役立ちます。

水滴を拭き取る:グラスやボトルの水滴がテーブルに広がるのを防ぐ

汚れを拭き取る:お客様がうっかりこぼしてしまったお酒やおつまみなどを拭き取る

お手洗い後の気遣い:お客様がお手洗いから戻られた際など、手を清潔に保つために新しいおしぼりを渡す

このように、おしぼりを効果的に使いこなすことは、ホストとしてのテーブルマナーを習得する上で欠かせません。必ずマスターし、質の高いサービス提供に役立てましょう。

おしぼりの渡し方

おしぼりは丸めた状態で保管していることが多いですが、お客様に渡すときは一度広げて、二つ折りにします。

このとき、折り目のほうをお客様に向けると受け取りやすいので、より良いです。
※おしぼりを暖めるかどうかはお店や時期にもよるので、臨機応変に対応しましょう。

熱いおしぼりの場合、このひと手間を掛けることで少し冷ます効果もあります。

最近では衛生管理の観点から"おしぼりを渡すときにお客様以外の手が触れないように"するホストクラブもあります。

この場合は、ホストがフィルムの端を切り取ってから手が触れないように少しだけおしぼりを押し出し、お客様に取ってもらうようにしましょう。

おしぼりの片付け・管理の仕方

一度でも使ったおしぼりは、使用済であることがわかるように三角に畳んでおくことが多いです。

畳み方に絶対のルールはありませんが、ぐちゃぐちゃのまま置きっぱなしにしてはいけません。

また、使ったおしぼりをテーブルの上に何本も置きっぱなしにしないようにしましょう。2本ほど溜まったら、惜しまずどんどん交換します。

喫煙、タバコのマナー

タバコのイメージ画像

お客様がタバコを吸う場合、火をつけるのはホストの役目です。意外かもしれませんが優先度の高い仕事です。

お客様がタバコを取り出したらたとえ会話中でもお酒を作っていても、素早くライターを準備します。

自分がタバコを吸わないとしてもライターは必ず用意しておきましょう。

喫煙の確認

初回のお客様にはおしぼりを渡したタイミングで喫煙の有無を確認します。お客様の中には火をつけられるのが苦手という人もいるので、同じタイミングで確認しておくと良いでしょう。

2度目以降のお客様の場合は既に確認しているはず。その場合、喫煙の有無は覚えておかなければなりません。メモを取るなどで工夫しましょう。

火をつけるときの注意点

お客様に万が一の危険が起こらないように、ライターの火は一番小さくしておきます。

火をつける際には火をお客様に見せないように、手で隠しながらつけます。

また遠い席から手だけを伸ばすのではなく、少し移動して近くに寄ってから火を差し出しましょう。

灰皿の交換の仕方

灰皿の交換にもマナーがあります。

灰皿を動かすときは灰が飛ばないよう、きれいな灰皿を上にかぶせて回収します。

きれいな灰皿をお客様の前に戻すときには、タバコを置くくぼみをお客様に向けるようにします。

基本的には吸い殻が1本溜まるごとに交換しますが、お客様によっては「溜まってからでいい」などタイミングを指定されることがあります。 そのときは指定に従いますが、多くても3本ほど溜まったら交換したほうが良いです。

ドリンク(お酒)を作るときのマナー

ドリンク(お酒)のイメージ画像

お酒の用意は主にヘルプホストの仕事です。

自分が指名を受けたホストの場合はヘルプに任せ、自分がヘルプの場合はマナーに則ってお酒を用意しましょう。

お酒の作り方

まずはアイス(氷)の数、お酒の濃さなどを確認します。

お客様にボトルのラベルが見えるように注ぎ、混ぜるときはゆっくりと。

神経質になる必要はありませんが、できるだけ音がならないようにしましょう。

お酒を作る順番

お酒を用意する順番にも決まりがあります。

最優先はもちろんお客様。その後に担当ホスト、先輩ホスト、自分と続きます。

ヘルプホストのお酒は頂いても良いのか、お客様に伺う必要があります。勝手に作ってはいけません。

接客中、シーンごとのテーブルマナー

お客様がテーブルに付かれてから最初のドリンクを用意するまでの一連の流れを紹介しました。

ここまでできればひとまず安心ですが、ホストの接客はむしろここからが本番です。

お客様に満足していただくための接客中のマナーを紹介します。

最初の一杯

最初の一杯は必ず乾杯します。その際、お客様より高い位置でグラスを合わせないようにしましょう。

周りにホストが何人かいる場合、お客様と距離がある場合は落ち着いて移動してからグラスを合わせます。横着して手を伸ばすだけ、片手で、などはNGです。

お客様が席についてから最初の乾杯まではスムーズに行えるように何度も練習するのがオススメです。

テーブル全体の管理

テーブルの上をきれいに保つのは基本中の基本です。

最初がきれいな状態なのは当たり前ですが、時間の経過とともにテーブルの上はグラスの水滴、タバコの灰、おつまみなどで汚れる可能性があります。

汚れた状態で放置せず、その都度こまめに片付け、きれいにしておきましょう。

ボトルや割り物などもホストのほうに寄せておき、お客様の前には置かないようにします。

お客様が席を立ったとき

お手洗いなどでお客様が席を立ったとき、ただボーっと待っていてはいけません。

それほど汚れていなくてもおしぼりや灰皿を交換し、テーブルを片付けるチャンスです。お客様が戻ってくる前に素早く行いましょう。

お客様が戻ってきたら新しいおしぼりを手渡します。

自分が他のお客様の席へ移るとき

自分を指名する他のお客様が来店した場合など、席の移動しなければならないときがあります。

お客様の席を離れる際は必ず「ごちそうさまでした」と言ってからグラスを合わせます。グラスの中身を残さず、飲み干してから移動するようにしましょう。

テーブルマナーの習得は一流ホストへの第一歩

テーブルマナーは法律ではありません。どの程度まで厳格に守るかはホスト各人の判断に委ねられます。

接客に慣れたり、お客様と仲良くなったりすることで段々と油断が生まれ、テーブルマナーが疎かになるホストは少なくありません。

しかし、一流ホストと呼ばれる売れっ子ホストたちほどテーブルマナーはしっかりしています。彼らは自分の価値・自分と過ごす時間の価値をどうすれば上げられるのかを真剣に考え、その一つとしてテーブルマナーの重要性を理解しているからです。

まとめ:ホストのテーブルマナーについて

テーブルマナーについてのイメージ画像

今回の特集では、ホストのテーブルマナーについて紹介しました。ここまでの内容をまとめます。

  • ホストは必ずテーブルマナーを習得しなければならない
  • 店舗によって細かい違いはあるものの、ほぼ共通
  • 何度も繰り返すことで自然に手が動くように覚えよう
  • テーブルマナーをマスターすることは一流ホストになるための第一歩

手順ひとつとっても細かい決まりが多く、一度に覚えることは難しいです。

ホストは会話をしながらこれらのマナーについて自然とこなせるようにならなければいけませんが、それぞれは難しいものではないので何度も繰り返していれば必ずできるようになります。

とにかく繰り返して実践することが大切です。最初のうちはうっかり忘れることもありますが、焦らずにじっくり習得していきましょう!

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