歌舞伎町の朝ホスト（2部営業）を徹底解説

朝ホストの営業時間帯

朝の定義は人によって異なりますが、朝ホストの場合は法律によって決められています。
それは午前6時。
朝ホストが営業開始できるの最速のタイミングは午前6時です。

閉店時間は各店で異なります。
法律上の決まりもありません。
おおよそ12時（正午）までには営業終了する店舗がほとんどです。

朝ホストは昔にもあった？

朝ホストという呼び方は比較的最近になって耳にするようになりました。
だからと言って、朝に営業しているホストクラブが今まで無かった訳ではありません。
現在でも使用する呼び方ですが、元々は2部営業と呼ばれていました。
朝ホスト（2部営業）こそがホストクラブにおけるメインの営業時間だった時代が過去にはあったのです。

現在と昔の朝ホスト（2部営業）で異なる点が1つあります。
それは営業開始の時間に関する法律上の規定。
昔は単に「日の出から」だったため、季節によって少し営業開始が違っていました。
現在は前述のように午前6時とキッチリ決められています。
※夜に営業している、いわゆる一般的なホストクラブは1部営業と呼ばれています。

歌舞伎町で朝ホストが減った理由

かつては主流だった歌舞伎町の朝ホスト（2部営業）。
最近になって復活するまで長い間ほとんどお店が無かったのには理由があります。

最大の理由は歌舞伎町浄化作戦の影響です。
2004年頃、東京都知事である石原慎太郎（当時）の主導で大規模な規制強化・摘発が行われました。
2部営業していたホストクラブの中には本来であれば禁止されている深夜営業（日の出前）を行っている店があり、規制の対象となりました。
2部営業すること自体への監視の目が強まるにつれ、多くのホストクラブは夜の営業（1部営業）に切り替えることになったのです。

理由1：飽和状態の歌舞伎町ホスト業界の隙間を狙うため

アジア圏内でも屈指の繁華街である歌舞伎町はホストクラブの数も日本一です。
決して広くは無いエリアに250近くの店舗が密集しているため常に飽和状態です。

この状況を打破すべく周辺の渋谷・池袋・六本木へ出店した店舗もあります。
一定の成果はありましたが、歌舞伎町の一極集中状態はほとんど解消されていません。

朝ホストの狙いは、あくまで歌舞伎町を主戦場としつつも既存の店舗との住み分けを行うことにあります。
飽和状態だと思われていた歌舞伎町ホスト業界の隙間は朝にあったのです。

理由2：ナイトワーク系の女性の需要が高いため

いくら歌舞伎町ホスト業界の隙間を狙っても肝心のお客様がいないのでは意味がありません。
朝ホストが増えるのはその問題点をクリアできる見通しが立っているからです。

ホストクラブのメインの客層はナイトワーク系の店舗（キャバ・風俗）に勤める女性です。
特に、深夜に仕事を終えるキャバ嬢や朝方まで働いているデリバリータイプのお店で働くヘルス嬢にとって朝ホストは格好の遊び場です。

需要（ニーズ）に対して、適切に供給を行うことで利益を上げるのがビジネスの基本。
朝ホストには儲けるチャンスがしっかりあるので進出する店舗が増えているのです。
ホスト個人としてもホスト遊びの予算が大きい女性を接客できるのはのは大きなメリットです。

理由3：今まで取りこぼしていた新しい客層を獲得するため

ホストクラブ業界がこの先も発展していくには既存のお客様だけに頼ってはいられません。
常に新しいお客様の獲得を視野にいれて次の作戦を練ることが重要です。

朝ホストが狙う新しい客層とは誰なのか。
それは夜に家を開けられない主婦や夜勤で働く女性たち。
夜の営業だけでは一生ホストクラブで遊ぶ機会が無かったかも知れない彼女たち。
朝ホストならば、彼女たちからも利益を上げることができるのです。

朝ホストのメリット

ライバル店が少ない

まだまだ増え始めている段階の朝ホスト。
通常のホストクラブ（1部営業）に比べて圧倒的にライバルが少ない状態です。
上手くはまればスタートダッシュを決めることが可能です。

高い客単価が期待できる

前述の通り、朝ホストにはお金をたくさん稼いでいるナイトワーク系の仕事をしている女性の来店が期待できます。
同じだけの仕事（接客）でも客単価が高ければより効率的に稼ぐことができます。

朝ホストのデメリット

選べる店舗が少ない

まだ数えるくらいしかない朝ホスト。
いろんな店舗を見比べて、体験して選ぶには少々数が少ないです。 自分の希望する条件を満たすお店が見つからない可能性もあります。

まだ認知が低い

特に一般層の女性にはホスト＝夜のイメージがあるため集客面での若干の不安は残ります。
徐々に朝ホストは浸透していくでしょうが、それを待っていては遅すぎます。
店舗・ホスト全体でPRしていく必要があります。

昼間に本業がある人の副業・掛け持ちとして使い難い

ホストの仕事を専業で行う場合はなんらデメリットにはなりませんが、掛け持ちバイトや副業として考えている方の中には就業時間が被ることが多いでしょう。

特集：副業や掛け持ちバイトでホストを始める前に

頑張りが報われる歩合制

ホストの給料は売上を成果とした歩合給がメインです。
お客様に店内で多くのお金を使ってもらうことがホストの給料アップに繋がります。

求人情報の給料欄にある歩合率（バック）には要注目。
これは売上額に対する給料への還元率です。
当然高い方がホスト側のメリットが大きいのでオススメです。
まれに、新人期間限定で100％バックのキャンペーンを行っているホストクラブがあります。
売上（小計）がそのまま給料になるのでかなりお得な給料体系だと言えます。

特集：知らなきゃ損！ホストの歩合給（バック）の仕組み
特集：リアル給与特集

売上がない？保証給があるから安心だ

ホストの給料は売上を成果とした歩合給がメイン。
そのため、売上が0なら給料も0などと言われます。
かつてはそんな時もあったかもしれませんが、今は違います。

今ではほとんどのホストクラブで保証（保障）給が設けられています。
日給だと6,000円くらいから、高い店舗では13,000円ほどまで。
キッチリ出勤していれば生活に困らないくらいの給料は稼げます。

検索：日給保証10,000円以上のホストクラブ

特集：売れないホストの給料は？安心の最低保証

賞金・手当を積極的に狙って給料アップ

ほぼ100％のホストクラブには賞金・手当が存在します。
難易度の高い売上No.1や新規客数No.1は新人には少々ハードルが高いですが、皆勤賞あたりは狙いやすいです。
もらえる金額は小額ですが、塵も積もれば山となる、です。

特集：貰えてウレシイ、賞金の数々！

朝ホストは高い客単価に期待

前述しましたが、朝ホストにはナイトワーク系のお店で働く女性の来店が期待できます。
一般企業に勤めるOLと比べて数倍～数十倍のお金を稼ぐ彼女たちがホストクラブで使うお金は莫大。
太客（ふときゃく※大金を使うお客様のこと）を数人抱えるだけで月給100万レベルを稼ぐことも可能です。